スーチーさん、涙を流して、僧侶らのデモに敬意を示す”冬来たりなば、春遠からじ”

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「ミャンマーに果して春は来るのか?」
これは、長年ミャンマーにかかわってきた中で、いつも脳裏に浮かんでいた言葉だ。日本では、秋風が吹き始めた季節、ミャンマーではようやく春風が吹き始めた。この春風は、どんなに冷たいミャンマーの冬将軍でもかなわない力強いものだ。しかし、なんという長い冬の季節であったことだろう。

仏教徒の僧侶のデモが、軟禁されていたスーチーさんの家を訪れたことは、新しい歴史が始まったということ。http://www.burmainfo.org/religion/abymu200709.html
国民民主連盟(NLD)などの民主化勢力と、今回の若手の僧侶グループで構成される「全ビルマ仏教僧連盟」が手を組んだら、軍事政権は1988年のような血の粛清は絶対に再現できない。もし再現したとしてしても、ミャンマーの軍政はたちどころに崩壊するのだ。人々の怨念は地を覆っているのだ。軍政府のいかなる懐柔策も今回は、通用しないであろう。人々は学んだのだ。軍政の背後に中国がひかえているとしても、この流れは変わらない。

春がそこまでやって来た!
とうとうミャンマーに春がやってきた!

しかし問題はこれからである。










毎日新聞 
2007年9月23日 21時23分 (最終更新時間 9月23日 23時40分)

ミャンマー:「軍事政権打倒を」デモ参加者約2万人に
 【バンコク藤田悟】ミャンマーの旧首都ヤンゴンで23日、軍事政権に抗議する僧侶約5000人がデモを繰り広げ、一般市民も加わって参加者は約2万人に膨らみ、これまでで最大規模となった。本格的なデモは連続6日目。デモ隊の一部は、自宅軟禁下にある民主化運動指導者のアウンサンスーチーさん支持を叫び、燃料費値上げに対する抗議に端を発した行動は本格的な民主化要求行動へと発展してきた。
僧侶たちは、市街地北のシュエダゴンパゴダで祈とうした後、街頭デモに入った。遠巻きに見ていた市民たちも次々とデモに参加。尼僧も加わり、参加者層はさらに拡大する様相だ。
デモ隊の一部は「軍事政権は国民和解を。スーチーさん解放を」「我々の蜂起は成功する」などと叫びながら行進した。沿道の市民は、デモ参加者に飲み水や花を手渡し、支援を表明した。

 ◇当局、スーチーさん宅前道路の警備を再強化

 【バンコク藤田悟】デモの参加者の一部約200人は23日、デモを離れてスーチーさん宅に向かったが、スーチーさんの自宅前道路に入ろうとして、警官隊に阻止された。治安当局は同日朝からスーチーさん自宅前道路の警備を再強化し、スーチーさんと外部との接触を一切断つ「封じ込め」を継続する姿勢を見せている。民主化運動の象徴であるスーチーさんの存在が僧侶や市民の行動の高まりにつながることを極度に警戒しているとみられる。22日には治安当局は、僧侶のデモ隊がスーチーさん宅前を通過することを容認、スーチーさんとの対面も黙認した。しかし、これは軍事政権側の柔軟化を必ずしも意味しない。

 ヤンゴンからの情報では、約1000人のデモ隊は22日午後、スーチーさん宅につながる通りに到着、バリケードを押しのけて、スーチーさん宅前に差しかかった。約20人の治安当局員が金属製の盾を手に、自宅前でデモ隊をけん制した。
この時、スーチーさん宅に住み込む手伝いの女性2人が門を開き、スーチーさんが姿を見せた。黄色いシャツにミャンマー伝統のロンジー(巻きスカート)姿で、僧侶たちに手を合わせた。
僧侶たちはスーチーさんに「ご健康を」「早く自由の身になれますよう」などと声をかけた。

 軍事政権はこれまで、絶大な人気と影響力を持つスーチーさんを最も警戒し、外部との連絡をほぼ完全に断ってきた。デモ隊との対面は、治安当局員がデモ隊との衝突を避けるため通過を許した際、偶然対面する形になったとの見方が強い。
スーチーさんが市民の前に姿を見せたのは03年5月の拘束(9月に自宅軟禁に切り替え)以来。対面実現で抗議運動は盛り上がっており、スーチーさんが今後も精神的支柱として影響力を持ち続けることは間違いない。



ミャンマー反政府デモ僧侶ら、スー・チーさんと対面
(読売新聞)

 【バンコク=田原徳容】ミャンマーの最大都市ヤンゴンで22日、反政府デモを展開する僧侶約1000人が、軍事政権下で軟禁状態にある民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさん(62)と対面した。軍政が対面を黙認した形で、極めて異例。今後、国民に影響力のある僧侶と、スー・チーさんが書記長を務める国民民主連盟(NLD)など民主化勢力が手を結ぶ可能性が出てきた。
一方、若手僧侶グループ「全ビルマ仏教僧連盟」は同日、軍事政権の打倒を呼びかける声明を発表、同国情勢は一層緊迫化してきた。消息筋によると、同日午後、スー・チーさん宅に近づいた僧侶らに対し、治安部隊が道路封鎖を解除。僧侶らは自宅前に約10分間とどまり、祈りをささげた。治安部隊が静観する中、 女性2人と外に出てきたスー・チーさんは涙を流し、僧侶らに敬意を示した。僧侶らは、スー・チーさんに「すぐに解放されます」「体に気をつけて」などと声をかけた。

 民主活動家の1人は「軍政は柔軟に対応したのではなく、何もできなかっただけ。僧侶と国民が一丸となり軍政に立ち向かうきっかけとなる」と述べたという。また、北部マンダレーでは、先月中旬のデモ開始以降最多の約1万人が参加するなど、この日も各地でデモが相次いだ。デモを主導しているとされる「全ビルマ仏教僧連盟」は22日、「国民が勇気を持ってデモに参加し、僧侶と行動を共にする時がきた」と軍事政権打倒を訴える声明を出し、国民にデモへの加勢を強く求めた。外交筋は、「国民は僧侶の行動を歓迎している。僧侶とスー・チーさんとの面会実現で、デモの激化に拍車がかかることも考えられる」との見方を示した。

(2007年9月23日1時39分 読売新聞)


2007/09/23-20:52 スー・チーさん宅接近認めず=ヤンゴンで最大規模のデモ-ミャンマー
 【バンコク23日時事】ミャンマーの旧首都ヤンゴンで23日、軍事政権の燃料費引き上げに抗議する僧侶らのデモが行われ、約2万人が参加した。ヤンゴンでの僧侶のデモは6日連続で、8月中旬に抗議デモが始まって以来、最大規模。1988年の民主化要求デモ以降でも最大となった。一部の僧侶は自宅軟禁中の民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさん宅に接近しようとしたが、治安当局に阻止された。
 現地からの情報によると、僧侶らは同日午後、シュエダゴン・パゴダから行進を開始。僧侶らは市民に対し行進に加わるよう呼び掛けた。参加者は僧侶、市民各約1万人に膨れ上がり、中心部のスーレー・パゴダを取り囲んだ。この日の抗議活動には初めて尼僧も加わった。


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