0の世界が教えるユニークなインドの絵本ー10にんのきこり


ページをめくるごとにカウントダウンが進んでいき、次第に恐ろしい真実が浮かび上がってくる。そして最後には…。日本で出版されたインドの画家、A・ラマチャンドランさんの絵本「10にんのきこり」(講談社、田島伸二訳)は、大人も子供も夢中になりそうな仕掛けに満ちている。http://www.ehonnavi.net/ehon00_opinion.asp?No=16974

環境問題の本質を描いた寓話(ぐうわ)として読むことができる。
絵本の舞台は、十本しか木がない森。そこに暮らす十人の木こりたちが順に一本ずつ木を切り倒していく。木はどんどん無くなっていくのに、「まだある。まだある」と切り続ける木こりたち。

森が失われていくのにつれ、だんだんと大きな獣の姿が現れていくが、彼らは気が付かない。最後の一本を前にした十人目の木こりは果たして…というスリリングなストーリーだ。 ラマチャンドランさんがこの話を作ったのは一九七六年。当時、インドには子供が楽しく読める絵本がほとんどなく、画家仲間たちに「こんなふうに話でつないでいけば、子供は喜んで読むはず」と提案するために描いたという。

私家版うりぼうのため、本国でも本になっていなかったが、日本での出版を受けて、来年、逆輸入の形で出版されることになった。もともとは、子供たちが数を楽しく学ぶために作られた物語だが、そこには、当時住んでいた地域にたくさんの人たちが流入してきて、周辺の森や川などの自然が急速に破壊されるのを目の当たりにしたラマチャンドランさん自身の危機感が投影されている。

本の出版に合わせて来日したラマチャンドランさんは「楽しみながらスケッチした美しい木が、翌日には影も形も無かったということが頻繁に起きていた。三十年後の今は、はるかに大きな破壊が地球規模で進んでいる。
大人もぜひ子供たちと一緒に読んで、お互いに感想を伝え合ってくれたらとてもうれしい」と語った。

時事通信)2007年11月

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この記事へのコメント

  • ややちゃん

    初めまして!
    遊びに来ました!
    これからヨロシクお願いしま~す
    2009年06月29日 14:47

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