本日の夕方の東電の発表によると、「福島第一原発は、3月11日午後2時46分の震災発生直後に原子炉が自動停止。地震で外部から電力を得る設備も被害を受け停電した。さらに同3時30分ごろに津波をかぶり、非常用発電機なども被害を受け、炉心を冷やすために必要な電源をすべて失った。
このため炉心では核燃料からの熱(崩壊熱)によって冷却水が徐々に失われていく事態に陥いり、やがてメルトダウンが発生したと報告したが、私はこうした東電の報告内容を深く疑う。東電発表には、信じられないことが余りにも多いのである。このたびの東電と政府の発表には、必ず裏があるからである。
彼らはあくまでも津波によって電源を喪失ーやがて冷却機能を失いメルトダウンにいたるという筋書きをかきたいのであろが、私は地震が発生してからすぐに配管の崩壊によって、冷却機能が壊れてメルトダウンが始まったと考えるである。つまり津波ではなく地震によって、原発はすぐに危機的状況になるということである。
浜岡原発の腹水器の配管の損傷をみても、配管は余りにも脆弱といわざるを得ない。つまり福島原発事故は、津波が来ない前に壊滅していたと考えるのが、ごく自然である。
浜岡5号機で海水漏れ400トン 冷温停止に遅延
中部電力は15日、浜岡原発(静岡県御前崎市)5号機の14日の原子炉停止から約3時間後に、配管からの海水漏れとみられるトラブルが見つかっていたと発表した。蒸気を水に戻す「復水器」の配管が損傷し、推定400トンの海水が炉内などに流入したとみられる。
復水器内は真空状態のため、外部への放射性物質の漏れはないとしている。原子炉を温度100度以下の安定状態にする「冷温停止」はこのトラブルで予定より約2時間遅れ、15日正午すぎになった。
中部電によると、14日午後4時半ごろ、復水器内の水の純度を監視する計器が異常を示したため、原子炉の冷却を別系統に切り替えた。今後の冷却への影響はないという。炉内の腐食を防ぐ脱塩作業を実施するが、原子炉交換の必要はないとしている。1号機、津波の5時間半後には燃料溶融 東電解析で判明
2011年5月15日23時37分
朝日新聞 5月15日
福島第一原発1号機の圧力容器の3月11日時点での状態
東京電力は15日、東電福島第一原子力発電所1号機が、東日本大震災による津波到達後5時間半で、原子炉内の核燃料が冷却水からすべて露出し、燃料溶融に至ったとの暫定的な解析結果を発表した。これまで燃料が溶融したのは3月12日だとしてきた。事故対策の前提となる現状把握が大幅に狂っていたことになる。今後の対策検証にも影響を与えそうだ。
福島第一原発は、3月11日午後2時46分の震災発生直後に原子炉が自動停止。地震で外部から電力を得る設備も被害を受け停電した。さらに同3時30分ごろに津波をかぶり、非常用発電機なども被害を受け、炉心を冷やすために必要な電源をすべて失った。 このため炉心では核燃料からの熱(崩壊熱)によって冷却水が徐々に失われていく事態に陥った。
東電の発表によると、午後6時ごろに核燃料の頭頂部まで水位が下がり「燃料の一部露出」が始まった。同時に炉心の温度は急激に上昇した。 午後7時半ごろには、全長約4メートルの燃料棒の水につかっている部分が完全になくなるまで水位は低下し、「全露出」状態となった。核燃料を包む金属の筒(被覆管)は、炉心の中央下にあるものから融点の1800度を超えて溶け始め、20分ほどで炉心中央上部が溶けて崩落。ほぼ円筒形に束ねられた核燃料にドーナツのように空洞ができた。午後9時には燃料ペレットが溶け始める2800度に達したと思われる。
翌12日午前6時50分には、核燃料を束ねた燃料集合体がすべて原子炉圧力容器の底に崩れ落ちた。
東電はこれまで、1号機の炉心水位の低下傾向を確認したのは11日午後9時半ごろで、12日午前9時前に炉心が「一時冷却水から全部露出した」としてきた。ところが、解析結果によると、その時点では炉心は完全に溶融(メルトダウン)していたことになる。
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