驚愕の検査方法!三陸沖の海洋での放射能汚染ー文科省とはなにか?

これまで三陸沖の海洋での放射能汚染について、「不検出」と文科省は測定結果を公表していたが、多数の要請によって一万倍で測定感度を上げたところ、なんと58倍もの放射能セシウムが検出された。つまり深刻な事態が発生しても、国民に、事実を正確に伝えようとしない政府の姿勢が、強固に存在しているのである。怖ろしい日本ではある。厚生省、農林省、文科省というのは、いったいなんのために存在しているのか!!良心をもった専門家は、いないのか?

暫定基準値というのは、3.11の事故後に設定された放射線の基準値であるが、これがどれだけいい加減な基準であることか・・・・・言葉がない。チェルノブイリ原発の風下で、おびただしい被ばく者を出したベラルーシ共和個では、水道水の基準値は20ベクレルであるが、日本はなんと200ベクレルである。なぜか?10倍である。
また食べ物に関して日本では、500ベクレルという途方もなく高い基準を設けている。なぜだ!日本の数少ない良心的な専門家の武田邦彦氏の言によれば、水も食料も暫定基準値は、10ベクレル程度ではないかという。なぜ50倍もの基準を設けているのか、そして暫定とはいつまで続けるのか?!「2011年産の福島産の米から放射能は未検出」と発表しているが、500ベクレルという暫定基準値の事実を知らねばならない。しかもベラルーシは、食品に関してはきめの細かい基準を設けているし、子どもや大人の摂取量にもきちんとした配慮がなされている。当然だ!
それでこそ、国は国民の健康を真剣に考えることにつながる。
http://takedanet.com/2011/09/post_4f85.html


チャルノブイリ原発の事故後、その一帯でなにが起きたのか、調べればだれでもすぐにわかることだ。要するに政府は、原発の事実を隠蔽しようとしている。日本人が未曽有の危機に立たされて不安の中で揺れているとき、政府は、いかなる事実が出てこようと、、国民には真実を伝えようとはしなかった。その罪は重たい!そのため後世に残るような重大な被曝に国民は晒されてしまった。自らの能力のなさで、国民を被曝させてはならない。

政府が行った第一原発沖での放射能検出では、常にかれらは「不検出」というだけであったが、そんな馬鹿なことはない。政府の検出方法は信じられない。官僚とは、事実を隠すのが最大の仕事だ。なんのために??それは政府が追い詰められないために、そのように脳みそも精神も鍛えられているのだ。国民の幸せなどに意識は向いていないのだ。

3.11以来、これまで福島原発から、高濃度の放射能を含んだ冷却水をどれだけ大量に海へ放出してきたことか・・・・そして常に言うことが「海洋では汚染水は希釈されます」と・・・・その結果海洋がどれだけ汚染されているかの実態は全く明らかになっていない。検出場所や海流の流れを変えた場所でやれば、いくらでも汚染には不検出のレッテルを張ることが可能だからだ。

そして最大の問題は、これまで政府は簡易法の検出方法で、放射能汚染を調査していたということ。要するにこの方法では、海洋の汚染度は測れないのだ。これは国民を騙しているということだ。漁業が成立するのは重要なことだが、国民の健康はもっと重要だ。



原発沖セシウム濃度、事故前の最大58倍

2011.10.5 19:31 サンケイ新聞

 文部科学省は5日、東京電力福島第1原発沖で、海水中に含まれる放射性セシウム濃度を測定感度を上げて調べた結果を公表。セシウム137の最高値は原発の東約180キロで1リットル当たり0.11ベクレルと、事故前の58倍だった。8月下旬、原発から130~340キロ離れた宮城県から千葉県にかけての11地点で海水を採取。

セシウム137は0.0012~0.11ベクレル。2009年に原発から約25キロの海域で測定した際は最大で0.0019ベクレルだった。セシウム134の最高は原発の東沖約180キロで同0.079ベクレル。千葉県銚子市沖の2カ所では検出されなかった。従来の方法では6~9ベクレルより低い濃度では検出されず、原発から離れた海域ではほとんど「不検出」となり、原子力安全委員会が感度を上げて調査するよう求めていた。





海洋汚染、高感度の分析を/日本海洋学会が提言
2011/07/25 21:48

日本海洋学会は25日、福島第1原発事故後、政府などが実施している海域の放射性物質の調査について、海洋汚染の実態を明らかにするために高感度の分析方法で調べるよう求める提言をまとめた。現在の方法の千分の1の量でも検出できる方法で測定すべきだとしている。

5月以降に発表されている第1原発沖合のデータの大多数は「不検出」 とされている。提言では、簡易法で測定しているのが原因と指摘。不検出とされた海水でも、特定の種類の魚介類が長い時間生息すると、生体組織に放射性物質をため込む恐れがあるとしている。


再分析で海水から微量検出 福島沖、測定感度1万倍に

2011年9月12日 20時05分

 文部科学省は12日、福島第1原発から30~60キロ沖の3カ所で7月に採取した海水を測定感度を高めて再分析した結果、当時は検出されなかった放射性物質が、事故前のレベルの数百倍の濃度で含まれていたと発表した。文科省は測定感度を従来の最大1万倍に引き上げることを決めた。

 検出された放射性物質の濃度は、原発から海への排水の法定濃度限度の1%未満と低いが、いぜん沖合まで汚染が残ることを裏付ける結果で、事故の影響の大きさをあらためて示した。採取したのは、原発の東30キロと60キロ、南東60キロで、7月時点では検出限界未満だった。
(共同)






「暫定基準値」以下なら安全か?



日本には食品の放射線汚染に関する「基準値」がなく、福島事故直後に決まった「暫定基準値」だけしかありません。そして、なぜそれが「暫定」なのか、「暫定」というのはいつまでなのか、また「基準値を決める作業は進んでいるのか」について不明な状態にあります。その中で、産地や食品流通の人たちの中には「暫定基準値を守っているのだから安全だ」、「それを危険と言っても俺たちはどうするのだ」という声が聞こえます。


でも、「食品の暫定基準値」を決めた政府は、同じく「福島の児童生徒に暫定被曝量1年20ミリシーベルト」を決めた政府と同じで、1年20ミリシーベルトは1年に胸のレントゲン400回に相当しますから、たとえ「暫定被曝量」を政府が決めたと言っても、それで「安全」と断言できる人は少ないでしょう。1年100ミリシーベルト以下は安全か危険かの判断はできないというのは、専門家の一致した意見で、その結果、日本の法律では1年1ミリシーベルトと決まっているのです。
・・・・・・・・・
ところで、水の基準値は(いずれも1リットルあたりのベクレル)で、ドイツ0.5、WHO10、原発の排水基準40か90なのに対して、日本はセシウムが200、ヨウ素が300で合計500です。つまりドイツの1000倍、WHOの50倍が日本の暫定基準です。日本の水の暫定基準値は原発の排水基準より高いのです!!
一方、野菜の基準値はウクライナ40、アメリカ170、日本セシウム500、ヨウ素2000で合計2500とこれもやはり日本が突出しています。


なぜ、日本の水や野菜の暫定基準値は他国の50倍程度と目立って高いのでしょうか? またいつまで経ったら「暫定」が無くなるのでしょうか? それには事故直後に開かれた暫定基準値の決定会議の様子と、そこで検討された「論理」を見てみることが必要です。
・・・・・・・・・
食品や飲み水は、外部被曝とともに被曝者が合計して1年1ミリシーベルトにしなければなりません。従って、福島県浜通、中通のように空間線量が0.2マイクロシーベルト(毎時)を超えるようなところでは、空間被曝だけで1.0ミリシーベルトを超えるので、食品の基準値は0(ゼロ)が上限です。従って「福島の人の健康を守る」には他県から汚染されていない野菜を運ぶのが政府の役割です。東京やその他の多くの地域のように空間線量が0.08マイクロシーベルト(毎時)のようなところでは、外部被曝だけで0.7ミリシーベルトになりますから、ホコリなどの呼吸で入る量が0.1ミリとしても、水0.1、食材0.1ぐらいしか許されません。


一方、水、食材からの内部被曝は核種や臓器によって異なりますが、毎日、接触する水や食品は成人男子で約1キロずつですから、次の式が成立します。年間の内部被曝量(ミリシーベルト)=1キロあたりの食材のベクレル÷100従って、水も食材も1キロあたり10ベクレルが限度になります。もし政府が日本人の健康を考えたら、暫定基準値は10ベクレルになり、現在の50分の1から250分の1に下げなければなりません。それではなぜ、このように高い暫定基準値が定められているのでしょうか? 委員会の議論から見ると、次のような論理が使われています。


1) 縦割り行政だから食品の内部被曝だけを考えている(外部とホコリで0.8だから食品は本来0.2しか許されないのに、それを1.0としているから、これで5倍)、

2) 食品の汚染基準はもともと「汚染されたものが少数」という「通常時」を想定している。したがって、{外国から来る特定の食材が被曝している場合0.1をかける、国内が相当汚染されている場合0.3をかける}という考え方がある。(3倍違う。通常時の規則を非常時に使っている)、

3) (これが決定的だが)水や食材の汚染を「健康を考えて設定する」と「国民が水や野菜をとれなくなる」ということになるので、健康のことを考えず、供給能力(除染もせず、輸入努力もしない)から決めた方がよい(現実にそのような発言あり)、

ということで、基本的にたとえばWHOの10倍程度にして、さらに「供給できること」という奇妙な考えが入っているので、最終的には生産者に都合のよいように暫定基準値をあげるという決定方法をとっています。
・・・・・・・・・
最後の3)は原子力行政にはいつもあることで「原子力発電は必要だから安全だ」、「電力が足りなくなるから子供は被曝してもよい」という日本人の逆転の発想を使っています。誰でもわかるように原子力発電は必要だということと、安全だということは全く別の論理で決めなければなりませんが、それが混同する(混同させる)ところに日本独特の思考方法があります。また、アメリカの野菜の基準値が170と高いのはアメリカが汚染されていないので、たまに輸入される食材に接するチャンスが少ないので0.1をかけています。だから、アメリカの実質の基準は17ベクレルです。従って、諸外国の数値はほとんどの食材が汚染されている現在の日本では上限で、それ以上高くする論理はありません。


・・・・・・・・・【結論】・・・・・・・・・

現在の日本の食材、水に関する暫定基準値は日本の法律に定められた1年1ミリシーベルトと無関係な恣意的な数値であり、健康を守る数値とは関係がない。従って、暫定基準値を下回っているからと言って安全ではない。あくまで水や食材にベクレル表示を行い、10から20ベクレルを限界にしなければならない。
(外部被曝がなければ、もう少し高い値もあり得る。つまり福島の子供達には汚染されていない食材が必要なことも示している。) (平成23年9月9日) 

武田邦彦


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