除染によって生じた汚染土を深海へ捨てることを提唱している学者たち

原発の安全神話とは、大学の無数の学者によって作られ、それが政治で推進され、その安全神話によって破局的な事故が起きているのは紛れもない事実であるが、現在の日本は、再び学者たちのとんでもない提唱によって、恐ろしい方向性をたどろうとしている。


彼らの提唱とは、現在除染で出てきている汚染土をすべて、「海水で腐食せず高い水圧に耐えられるような容器」に入れて、日本近海の水深2千メートル以下に沈める方法だというのである。かれらは、2千メートルの水圧でも壊れない容器が作れると思っているのだろうか?いったん海で容器が損壊したらどうやって放射性の廃棄物の海水への無限の浸透をとめられるというのであろうか?現在の海は汚染が充満して、急速な形で死につつつあるが、それは人間の生命の終焉を意味している。

原発が多く作られていた1960年代、原発からの放射性廃棄物などはすべて海へ直接捨てられていたのだ。原発大国であるアメリカは、老朽化した原発の炉心そのものまでを海へ捨てようと画策していたが、結局海洋投棄は海の生命に与える影響が余りにも危険であるという認識から、国際条約によって禁止されるに至っているのは明白な事実なのだ。ソ連にいたっては、当時原潜を北方の海へポイポイ捨てていたのである。その結果、北海では何万頭ものアザラシやオットセイなどが死体として打ち上げられたのであり、その結果は、すべての食物連鎖で多大な影響をしている。http://www.youtube.com/watch?v=SteP6jHO1x0

日本がこうした経緯を捨てて、海洋投棄を再開したら、中国やインドをはじめ全世界でいかなる動きが加速していくであろうか? かれらもすぐに追随していくであろう。それを考えると、これは実に危険な提唱である。彼らは太平洋だけでなく、日本近海という深海に原発の廃棄物を掃き捨てて、取り返しのつかない汚染を招こうとしている。日本のすべての汚染汚染土を、海に流していくことを実施しようとしているのである。

今のままでも、太平洋の相当数の漁獲類は食べることができなくなるのは目に見えているのに、それを日本全体の近海までも広げていこうとしている。こうしたことをなんらの恥も責任も感じることもなく「未来の地球生命の息の根を止める学者たち」が学生たちを教えている知の殿堂という大学とはいったいいかなる存在なのか?提唱とは最初に犬の遠吠えのような格好を見せながら、実は国民の感覚を順々に慣らしていく方法である。学者たちは、こうした考えを最初はアドバルーンとしてち上げながら、行き詰った国民の様子をみながら、現実的な提言として加速的に政府に勧告していく。そして政治の現実的な課題に載せていく動きである。


そうした動きをする御用学者たちは、最初は単なる提唱だと誤魔化しているが、実はこれまでにもこうした御用学者の提唱によって、無数の原発が設置されてきた。その結果が、現在のすべての危機を招いている。彼らの責任を徹底して追求しなければならないことを忌避している日本が未曾有の危機に立っている。


なぜ大学の学生たちは、こうした深刻な状況に異議申し立てをしないのか?







除染で出た汚染土、海へ投棄案 研究者が提唱

東京電力福島第一原発の事故で放射能に汚染された土を海に捨てる案が、一部の研究者の間で浮上している。除染のために削り取った土の保管・処分場所を確保することが難しいからだ。世論や国際社会の反発は必至だが、現実的な対応策の一つとして政府への提言を目指す。除染は、


被曝(ひばく)線量が年1ミリシーベルト以上の地域は国の責任で行う。土壌を削り取り、各市町村の仮置き場に保管した後、福島県内につくる中間貯蔵施設に運ぶ方針だ。県内だけで1500万~3100万立方メートルの汚染土が出る見込み。最終処分の方法が決まらなければ恒久的に置かれることになりかねず、用地確保の見通しは立っていない。


こうした現状を踏まえ、文部科学省の土壌汚染マップ作成に携わった大阪大核物理研究センターの谷畑勇夫教授、中井浩二・元東京理科大教授らのグループが3日、大阪大で開かれた研究会で、深海への処分を提案した。海水で腐食せず高い水圧に耐えられる容器に汚染土を入れ、日本近海の水深2千メートル以下に沈める方法が最適とした。

(アサヒコム、12月5日)



福島原発から海に流出したセシウム、2.71京ベクレル
仏調査
 2011年10月28日

フランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)は27日、福島第1原子力発電所の事故で3月21日から7月半ばまでに海に流出した放射性セシウム137の総量が2.71京ベクレル(京は兆の1万倍)だったとする報告書を発表した。1回の事故による海の核汚染としては過去最悪だという。セシウム総量の82%は、原子炉を冷却するための放水に
より、4月8日よりも前に流れ出した分。放射性ヨウ素131も大量に流出した。ヨウ素は半減期が8日と短いため、汚染は短期間で解消された。一方、半減期が30年と長いセシウムも、海流により大幅に希釈された。太平洋全体で見ても、セシウムは強力な海流によって希釈され、1リットル当たり0.004ベクレルの濃度で落ち着くとみられるという。


■福島近海でのモニタリングは今後も必要


報告書は「この濃度であれば、放射線安全管理の観点からの脅威は何もない」と述べる一方で、福島第1原発に近い沿岸部では、汚染された雨水の流出が続いていることもあり、深刻な汚染が持続する恐れがあると指摘。「福島の近海で海洋生物のモニタリングを継続して行う必要がある」と述べている。また、セシウム汚染の影響を最も受けやすい海洋生物として、深海魚や軟体動物、海の食物連鎖の最上位にいる魚などを挙げている。




セシウム放出量「日本政府推計の3倍」 欧米の研究者ら


東京電力福島第一原発の事故で大気中に放出された放射性セシウムは、内閣府の原子力安全委員会が公表した推定値の3倍になるとの試算を、ノルウェーなど欧米の研究チームが発表した。チェルノブイリ原発事故の放出量の4割にあたるという。大気物理化学の専門誌に掲載された。研究チームは国内の測定データのほか、核実験探知のために設置された北米や欧州などの測定器のデータを使い、事故が起きた3月11日から4月20日までのセシウムやキセノンの放出量を分析した。

セシウムの放出量は約3万5800テラベクレル(テラは1兆)で、原子力安全委の試算値1万1千テラベクレルの約3倍。降下物は大部分が海に落ちたが、19%は日本列島に、2%は日本以外の土地に落ちた。キセノンの放出は地震で原子炉が緊急停止した直後に始まったとみられ、原発が地震で損傷した可能性があるという。
2011年11月20(朝日コム)

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