広大な海を墓場にしようとする海洋民族ー日本の未来

日本人は、古来よりすべての汚濁を水に流してきた。これが物事の解決を図るやりかたであった。汚濁を解決するのではなく、汚濁はすべて水に流すのである。汚濁は水に流すと、すぐに拡散し、やがて海流に乗って、すべてを大海で希釈していっているように見えるから。そして海流に乗って世界に拡散される。

果たしてそうか?!

こうした生き方は、長年にわたる生活習慣の中での日常的な営みの中だけでなかった。古来から朝鮮半島や中国大陸で野望は、数千年にわたって、倭寇のような存在となって、侵略や略奪をほしいままにしてきたが、戦いに敗れて大陸から引き上げるときには、自分たちの行為はすべて水に流しとしきた。きれいさっぱり忘れてしまおうとする古来からの忘却の民族なのである。

そして、自ら行なった行為は次世代には決して伝えない。


これが日本古来からの”神道”の禊(みそぎ)や祓(はら)いにも通じている生き方でもある。宗教や信仰を、自分流に解釈して、罪滅ぼしをやってきたのである。それは自分を納得させんがために・・・自分自身だけの「禊ぎ」や「祓」いは、結構ではあるが、他人に対しての行為で、こうした姿勢で対応することは、果たして許されるのか?

日本の国家の歴史を紐解くと、人々によって書かれた歴史は存在しない。歴史は、常に国家権力によって、彼らが「こうありたい」、「こうであった」と彼らが欲するままに、残したいように書き残してきた。それが日本の歴史である。その他はすべて廃棄していく。、むろんこれは日本人だけでなく、他の民族も同様のところはある。

近代国家の成立に向けて、中国や朝鮮の地をなんども蹂躙しながら犯ししてきたその残虐行為を基本的に、日本人は全く謝罪しない。満州国家の成立にしても、従軍慰安婦の問題もすべてそうである。日本はたえず歴史を忘れ去ろうと努力している。しかし中国や朝鮮の人々は、膨大な口承や文献などによって次世代にきちんと引き継いできた歴史をもつ。「謝罪」という言葉は、日本の辞書には載っていないが、中国や朝鮮の辞書には克明に記されている。

そして今、3.11の大地震のとき、東電と政府の杜撰な犯罪によって、福島原発の3炉心が溶融するという人類始まって以来の未曾有の大事故が起きた。しかしこれに対する政府や東電の対応は、事実を決して直視することなく、東北の人々を無限の被爆に晒してきた。そこには誠実さがない。そしてそれが広がろうとしている。

年間100ミリ以下の低線量被爆は、明らかな病気との因果関係の証拠がないと言いはり、年間20ミリシーベルトの居住区の人々は故郷に返そうとしている。そして原子炉の温度が100度以下になっと言って(実はこれも定かではない。(だれが東電や政府の発表を信じられるか)野田政権は、今夕、収束宣言を行おうとしている。

犯罪の上に、犯罪の上塗りを行おうというのである。無限の子どもたちの被爆が始まるのである。決して許してはならない。チェルノブイリの25年後を見るがいい。どれだけの人々が亡くなってきたことかー実に100万なのである。IAEA(国際原子力機関)は、原発の真実をすべて隠蔽している。

広島に投下された原爆被災では、原爆を直接被爆した人ではなく、原爆投下後に降った雨や残土などの被爆で被爆者となり、実に無数の人々が苦しみを訴えながら、死に絶えていったのだ。かれらは「被爆の苦しさから逃れるためには、死んだ方がいい」としゃべっていたという。これは、広島に原爆が投下されたとき弱冠27歳の軍医であった肥田舜太郎氏から直接聞いた被爆者の証言であるが、肥田氏によると、原爆投下後の7年間は、米軍の占領軍が、原爆による被爆記録を残したり、他人に話したりすると銃殺に処すと箝口令を敷いていたことを明らかにした。これがどれだけ、被爆した人々や医師たちを苦しめたかはかりしれないという。彼の人生は、米国への怨念のように感じた。


肥田舜太郎氏の講演

http://www.ustream.tv/recorded/18980957

http://www.ustream.tv/recorded/18981438
       
http://www.ustream.tv/recorded/18981887  


中でも低線量被爆が、どのように人々を地獄の苦しみを味あわせ、生涯にわたって苦しませてきたのか。肥田舜太郎氏が、原爆の放射能の影響が、深刻な疾病をもたらすと知ったのは、実に30年後の1975年であったという。これが広島における低線量被爆の実体であったのだ。アメリカも日本政府も明らかにしなかったのである。

そして、今、海洋に向けて、福島原発は、膨大な放射能汚染水を毎日海へ垂れ流している。それは三陸海岸の太平洋地域から始まり、全世界の海へと海流で広がっている。これを海洋国家の日本が原発事故にともなって沈黙のうちに行なったことは、事故とはいえ国家犯罪である。もちろん好き好んでこうした事故を起こしたわけではないが、こうした状況にありながらも、原発の安全教育や収束宣言、さらには再稼働を行なって、人々を騙そうとする魂胆が丸見えなのである。海に対する真摯な反省の態度はない。いったい日本人とはなにものなのだ!!

許せない!!

海は、人が犯した行為を絶対に許さない。海はなにもしゃべらないが、いつまでも憶えている。そして遠くない将来に、海は人間に対して凄まじいリベンジとして、人間自身の命の存亡に帰ってくる。そして人間を打撃する。

自然とは恐ろしい存在。人の生命は、古来より海の存在と深くとつながり、絶対に切れない生命の源だ。

しかしわれわれ海洋民族国家の日本は、国家権力に抵抗することなく今、広大な海を墓場にしようとしている。そこには真摯な反省はない。水俣病と同じ構造を繰り返している。









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