日本の子どもたちは、文科省製作の副読本によって、永遠に放射能によって健康を破壊される!!

現在、文科省は、小・中・高校向けに「放射能について」という副読本を配布しようとしています。あなたはこれを読みましたか?http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/attach/1314118.htm


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私はこれを読んて実に大きな衝撃を受けました。政府は口では、脱原発の国家をめざすとは言いながらも、この副読本にはそのことはなにも記してありません。なぜ日本は、脱原発国家を目指すのか?この副読本には、もし日本が脱原発を目指すならば、放射能の存在については真っ先に最もわかりやすく説明することが求められるのに、この副読本には、放射能の恐ろしさになどは一言も触れていません。子どもに広範な被ばくの可能性があるのにその危険性にも触れていません。なぜですか? 今のような状況の中で、このような放射能福読本が配布されると、放射能について間違った知識や情報を与えていくものです。


高木学校の「放射線副読本を検証する」は実に明瞭に副読本の批判を行っています。
http://www.nuketext.org/indexR.htm


文科省は、批判の指摘をもとに、即刻副読本を撤回することが今最も求められていることです。(*高木学校の副読本の批判の内容を掲載させていただきました)

①:今、何故放射線についての知識がこどもたちに必要なのか、という問題意識が希薄、というより、ほとんど欠落しています。この副読本では、放射線の効用やメリットについては非常に細かいことまで書いてあるのに、放射線の危険性や悪影響についてはほとんど書いていません。例えば、電離作用の説明には工業での利用が書いてあっても、DNAを傷つけることが書いてありません。ほとんどの高校生は理科で分子の結合についてや遺伝について学習するにもかかわらず、これでは放射線が生物に影響する基本を理解することができません。まるで、本当のことを教えることを避けているかのようです。

 今、福島原発事故によってまき散らされた膨大な放射性物質にさらされて生活しているこどもたちに必要なのは、放射線のメリットに関する知識ではないはずです。今何故この時期に放射線に関わる教育が必要なのかという、具体的な問題意識と現実の状況を明確に教材の内容に反映するべきです。従来の原子力開発推進のための教材と何ら変わるところのない内容に多くのページが割かれているということは、文部科学省として、従来の原子力政策・教育に対する反省が十分になされていないことの証です。


②:日常的な原子力施設周辺の放射線モニタリングのことを今知ってみても、ほとんど役にはたちません。(p.17)これも、単に安心安全を宣伝するためなんでしょうか。この内容は3.11.の事故以前に、原子力推進のために文科省が制作した副教材とまったく変わっていません。
 問題は、そうしたモニタリングやシミュレーションのデータが、福島原発事故時に避難すべき住民たちに知らされなかったということです。この問題の反省について一言も言及がありません。この反省なしには、どのようなシステムがつくられていても無意味です。


③:今回の福島原発事故に際して、どれくらいの放射性物質がまき散らされ、どんなところが濃度が高いのか、それによって環境や生き物・人間たちにどんな影響があるのか、どの様に行動すればよいのか、いちばん知りたい具体的なことが書かれていません。高校生用であるならば、少なくともヨウ素・セシウム・ストロンチウムなど、大量に飛散した放射性物質について、きちんとした説明があるべきです。
④:放射線に対してこどもたちのほうが影響を受けやすいこともきちんと書かれていません。大人もこどもも同じように、一般的ながんにかかる確率的なことのみ書かれています。ですから、こどもたちが放射線を出来るだけ避けて暮らしていくにはどうしたらよいか、こどもたちの目線に立って必要なことが書かれていません。現在の非常事態の緊急性が感じられない記述です。


⑤:放射線被ばくの先例としては、チェルノブイリ原子力発電所事故が筆頭にあげられるはずですが、その事故への言及は一言もありません。
 ベラルーシやウクライナの現状について、汚染の状況、食品の被ばくのこと、被ばくを避けるための現地の人々の工夫・自治体の取り組み・NPOの活躍など、有用な情報は豊富にあるはずです。現在の福島の被災地にとっても、また、放射線と向き合って今後数十年と暮らさねばならない東日本の人々にとって、そうした情報こそが必要な情報になるはずです。


⑥:被曝の影響については、国際放射線防護委員会ICRPの判断だけが正しいように取り扱われていますが、ICRPはいくつかある提言機関の一つに過ぎません。ICRPへの批判も存在するし、ICRPの勧告より厳しい基準を勧告している団体もあります。
 また、放射線の影響は発ガンだけではありません。ガン以外の病気について、いろいろな調査結果が公表されています。ICRPの判断だけを取り上げ、放射線の影響は発ガンだけのように取り扱うことには問題があります。
 ちなみに、Wikipedia のICRPに関する記述には、次のような部分があります。
・・・・(ICRPが1950年に)再構築された際に、放射線医学、放射線遺伝学の専門家以外に原子力関係の専門家も委員に加わるようになり、ある限度の放射線被曝を正当化しようとする勢力の介入によって委員会の性格は変質していったとの指摘がある[※]。
ICRPに改組されてから、核実験や原子力利用を遂行するにあたり、一般人に対する基準が設けられ、1954年には暫定線量限度、1958年には線量限度が勧告で出され、許容線量でないことは強調されたが、一般人に対する基準が新たに設定されたことに対して、アルベルト・シュバイツァーは、誰が彼らに許容することを許したのか、と憤ったという。
注※市川定夫氏(「環境学」:遺伝子破壊から地球規模の環境破壊までー第2版 藤原書店、1994)によると、ICRPに組織変換してから原子力関係の専門家が委員に加わるようになり、性格が大きく変わり、原子力産業が成り立つ範囲に線量限度を据え置き、基準運用の原則を後退させ、規制の低減が見送られるようになったという。


⑦:これまで文部科学省が制作してきた副教材などには、国策として推進されてきた原子力開発に対し、ほとんど根拠を示すことなく安心安全をこどもたちに教え込む(刷り込む)ような内容が扱われていました。文部科学省にあっては、まず、そうした従来の方針に関して、どのような問題点があったのか、きちんと検証し、改めるべき点を明確に打ち出してから、副読本などの制作に当たるべきです。



文科省はこの副読本の中で、いつものように「放射能は自然界には多数存在しているに始まり、放射能の活用の仕方で埋め尽くした全く役に立たない放射能読本を作っています。ここには文科省がこれまで推進してきた「原発安全神話」を微塵も反省することもなく、放射能のおそろしい実態にも全く触れずに全国の教師の手に配布しようとしています。さすが、日本の文科省!子どもや生徒に役立つことはなにも教えない文科省!今、日本の実際の現場では、放射能のことを緊急に教えなければならないのに!!
日本には、企業支援による科学技術は存在しても、真実の科学者や専門家は、一部を除き存在していないのではないかと思われます。そして学校でもそれを育てていません。特に原発の分野では少数ながら傑出した業績をあげている学者や専門家がいますが、残念ながら政府を始め政府系には、良心的な学者や研究者がほとんどいないということが、3.11以降の悲劇をますます深めています。彼らは口を心を頭を縛られていて、自由にものもいえずに御用学者や御用専門家として徴用されているのです。

今回の放射能における課題も、広島の原爆投下以降の放射能の問題や内部被ばくの問題をきちんと追求してこなかった学者や専門家たちの重大な責任ですが、そのことの意味を全く自覚もしていません。これが福島原発事故で一挙に噴出した問題だと思います。彼らは、原発事故からの人々の健康の護り方を具体的な方法を人々に示すことなく、ただひたすらに政府や企業からの発想で、「原発立国」や「原発安全神話」を作り上げることのみに貢献し、そして今回のような「放射能についての副読本」を作り上げているのですから。そこには、科学者にも、専門家も存在していません。ひたすらに自分たちが作り上げた「原発という科学技術」を政府、官僚、東電と共同で擁護しようとする姿勢が明白なのです。

この副読本には、広島の原爆の放射能で被ばくして亡くなった人々のこともチェルノブイリ原発で被ばくしたおおぜいの子どもたちのことにも全く触れていません。今回の福島の原発事故のことも、原発の稼働によって電気を起こしたあとの低濃度の放射性廃棄物は海へ捨ててきたことも、毒性の高い放射性廃棄物はガラス化して数万年埋蔵しなければならないことにも、一言も説明していないのです。効用だけを教えているのです。しかしこうした重大な宿題が、すべて現在の子どもたちに託されるのです。


文科省大臣殿、あなたは、地震や津波が頻繁に起きる日本で、どうやって原発による深刻な放射能災害を防ごうというのですか?文科省はこうした疑問に一切答えずに、原発の再稼働に向けて子どもを教化しようという目的で副読本を作成したのです。原発で不安の中で暮らすおおぜいの子どもや教師のことを思って作成したのですか?それとも子どもや教師や両親たちの目隠しをするために副読本を作成したのでしょうか?この副読本には誠実のかけらもありません。おそらく子どもや教師の頭を地ならしするために・・経産省とか東電から依頼されたのでしょう。
いいですか。今でも、青森県の六ヶ所村にある膨大な放射性廃棄物は、処理する方法が完成していないのですよ。3月14日の夜、マグニチュード6という大きな地震が三陸沖でありましたが、膨大な放射性廃棄物を保管している青森県の六ヶ所村は大丈夫だったのでしょうか? この地で直下型の地震が起きたら、日本全体が、福島の10キロ圏内と同じように汚染されてしまうのです。六ヶ所村の子どもたちや先生は、どのようにこの副読本から放射能を学ぶのでしょうか?


この副読本は、全国の教育委員会を通じて、強制的に上から下ろしていくのでしょうか。これは強制ではなく副読本だから自由と口では言いながらも、大阪の「維新の会」みたいに君が代を強制する口パクのチェックのようにを強制していくのでしょうか!!こうした流れは絶対に許せません!
ましてや今進行中の福島の原発事故は、副読本のまえがきでひとごとのようにひとこと触れているだけです。そこには子どもたちに真剣に伝えようとする真摯さは微塵もありません。放射能の被ばくは、これから確実に表面化してくるのです。文科省のやっていることは、原子炉が10基破壊されたよりもはるかに怖ろしい間違った世界を現出しています。人のいい素朴で優しい日本人はなにも知らないのです。原爆を落とされても、原発を爆発されても、ただにこにこと笑って誠実にお上のすることに従うだけでいいのでしょうか?

昨年の3.11の直後、私は広島の原爆投下を記念した平和博物館を訪問する機会がありました。私の関心事は、放射能「ヒバク」について学ぶことでした。放射能被爆ーこれは3月11日の福島原発の事故以来、3基の原発のメルトダウンが、おびただしい放射能を大気や、海や、大地に撒き散らしている深刻な状況が続いていましたから。

私が博物館で驚いたのは、平和と健康を願って折り鶴を作り続けた佐々木禎子さんは、実は放射能をたくさん含んだ黒い雨に濡れたのが白血病の原因であったのです。原爆の熱や爆風に直接やられたのではなく、お母さんと一緒に黒い雨。禎子さんは、そのときはなんの不調も訴えることなく元気に成長したのですが、9年後に突然、首のまわりにシコリができはじめ、おたふく風邪のように顔が腫れ上がり始めたのです。病院で調べても原因が分からず、大病院で調べたところ、白血病であることが判明。長くても1年の命と診断されたのです。

禎子さんは、病院では折り紙で千羽鶴を折れば元気になると信じてツルを折りつづけ、8月の下旬までに折った鶴は1000羽を超えたのです。その後は、折り鶴は薬の包み紙のセロファンなどで折られたのです。千羽折ったものの病気は回復することはなく、1955年10月25日に亜急性リンパ性白血病で死亡したのです。
http://www.youtube.com/watch?v=a-PTFkfumvY

放射能は目に見えません。しかしその結果は時間の経過とともに必ず表れてきます。日本では、原発会社や電力会社などの安全神話や広報が行き渡っているため「放射能」の怖ろしさは、直接体験した人以外には、ほとんど気にされていません。しかしもしも放射能を大量に浴びた家畜や野菜や米などを食べ続けたら、その結果はどうなるのでしょうか?副読本には、こうしたことをわかりやすく記述することは当然のことです。こうしたことを書かないことは、文科省がかって「SPEEDI」を設置しながらも、その警報内容をなんら地域の人々に通知せず、大勢の方が無用の被ばくをしたときと同じことを繰り返していくことだと思います。

食べ物に関して、かって私は、広島の原爆を体験した画家の丸木俊さんの話を伺ったことがありました。彼女は、爆心地からかなり離れたところの畑で見つけたかぼちゃを取って食べたところ、髪の毛がすべて抜けて体の調子が悪くなったことを話されました。

「それは食べてはいけない原爆かぼちゃ」だったのよ」と、その恐ろしさを克明に話されましたが、放射能を浴びた野菜や果物は摂取してはいけないのです。これももちろん副読本の記述として必要なものでしょう。いくら微量でも放射能は体内に蓄積していくのです。放射能被害については、用心にも用心を重ねることが肝要です。
時間が経過して、その結果が出るときにはもう遅く、だれも責任をとらないのです。事故直後に、官房長官がしきりに「これは、ただちに健康に害はありません」と叫んでいましたが、これは「ただちには害はない」と言っているだけで、後になって「確実に害のでてくる放射能の実態の怖ろしさ」はなにも伝えようとはしなかったのです。


なにが起きようと、文科省の真実を決して伝えようとしない体質を有した教育が、今、全国に配布される副読本を通じて子どもや教師たちの魂や精神を腐らせようとしています。文科大臣殿、あなたは即刻この副読本を破棄して、大改定を行って下さい。私たちはこれを採用しません!京大原子炉実験所の小出裕章氏は、今回の副読本の内容について「原子力発電所というものは、これまで国が言っていたように安全なものではなかったし、事実として放射能をまき散らして、それによって汚染が生じて被ばくをみんなが余儀なくされている」という事をまず伝えること、その上で「ではいかにしたら被ばくを少なく出来るか」とか放射能の基礎的なことに絡めて説明するというのがやりかたではないかと述べています。私もこの発言に尽きると思います。つまり、放射能読本の目的と内容はただひとつです。「放射能のこれまでの体験や経験をもとに、正しく放射能についておそれることを学ぶことです」



これが存在していない副読本は全く無意味です。





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