目に見える世界は、目に見えない世界によって支えられている海

命を育む ひとつの海 インタビュー<目に見えないものの大切さを子どもたちに伝えていく> 『mammoth』24号「Our Ocean 命をつなぐ ひとつの海」 http://www.mammothschool.com/2012/03/shinji-tajima/ 広く深く大きな海。小さな島から流された汚染は、海流に乗って世界中へと散っていく。『大亀ガウディの海』で 、大 海に棲む生き物たちが放射能汚染で追われる叫びを描いた、田島伸二さん。出版から20年経った現在、海の状態はさらに深刻な状況になっている。私たちがいま考えなけれ ばならない、海のこと。 「私は海がないところに生まれました。まわりを中国山脈に囲まれた広島県の三次というところです。家は農家だったので年中忙しくて旅行に連れていってもらえるなんてことはめったになく、海を見る機会なんてありませんでした。あるとき、近所の友人が「海を見てきた」と話をしてくれました。海は、「すごく広くって、ずーっと向こうに対岸がかすかに見える大きな池のようだった」と。あとでよく考くえてみると、それは瀬戸内海のことだったんですね。小さなころは、この山々の向こうになにがあるんだろうと、ずいぶん想像をめぐらせました。初めて海を見たのは、小学三年生のとき。 海の大きさにも驚かされましたが、なによりも波が寄せてくる力にびっくりしました。恐ろしく、まるで生きもののように生きているとも感じました。海のないところで育ったせいか、自分が知らない海というものに対…

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地球とは「呼吸しながら生命を育んでいる宇宙」そのものではないか?

人類が生き残るためには、地球を脱出して宇宙に向かうしかないー 英国の宇宙物理学者スティーブン・ホーキング博士は、2010年8月9日、 各方面の有識者らの意見を掲載するウェブサイト、ビッグ・シンクで警告した。 「人類よ宇宙を目指せ、地球にとどまれば絶滅。地球だけを見つめた内向き思考はやめて、宇宙へと視野を広げるべき」と語り、 人類が抱える問題の解決策を地球上だけに求める考えを改めるよう諭した。また、人類は前例のない勢いで危険度が増していく時代に突入していると警告。 「人口が幾何学的に増加する一方、地球の資源は有限。 さらに、技術の進歩は良くも悪くも地球環境を変えるまでに至った」との理由から、 22世紀以降の人類の未来は「宇宙にある」と断言した。 博士が有人飛行を支持するのもこのためだという。 しかし、宇宙には人間が住めるような幸せな星はないのではないか。人類は「宇宙の青い鳥」を求めて地球を飛び立っていけとでもいうのであろうか?ホーキング博士は人類は地球を脱出することよりも、地球をいかに最大限住みやすくするか? 人間がいかに地球で幸せに住めるようにするかの知恵や技術を出すべきではないのか? 「地球だけを見つめる内向き志向はやめろ」と警告しているが、その前に、海を地や大気を完全に破壊していく21世紀文明での生き方への警告が、脱原発や人口爆発に関しても具体的に行われるべきである。物理学者は、人間を生物としての存在とは捉えていない。それが彼らの使命だと思っている。 そのため核…

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「音楽家のくせに」などという日本人の音楽家に対する偏見について

ギュンターりつこ様、FBへの素晴らしいご投稿をありがとうございました。芸術と政治との関係ーシェアさせていただきます。私はかって武蔵野音大の博物館で、ユネスコ(ACCU)で一緒に働いていた前芸大学長でもあった福井理事長がドイツ留学中、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーから頂いたという指揮棒を見せてもらったことがあります。フルトヴェングラーは、不屈の生き方をした素晴らしい音楽家だったのですね。ギュンターりつこさんの「音楽は政治に対する信念や抗議を伝える手段として使われ、人々の共感を得てきた。政治的信念は芸術家たちにひらめきと創作意欲を与え続けてきたことを学んでいれば、「芸術家だから政治を語らない」などという発言が出てくるはずはないのです。」と。その通りですね。 ギュンター りつこ   私が日本の政治に関する投稿をすると、ときどき「あなたは音楽家なのに政治に興味があるのですね」とか「なぜ音楽家なのに音楽以外のことに詳しいのですか?」などといったコメントをいただくことがあります。先日の石原慎太郎氏を批判した私の投稿に対するコメントの中には「音楽以外のことには無知な音楽家のくせに知ったようなことを書くな」といった激しい言葉もありました。確かに私は無知かもしれませんが、なぜ「音楽家のくせに」とか「音楽家なのに」という枕詞がつくのか、不思議でなりませんでした。  これは非常に興味深い現象です。なぜならドイツでは音楽仲間がワインやビールを飲みながら政治について喧々諤々と意見を戦わせるの…

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