元安川の清流を見つめる修学旅行生

広島の原爆ドームの前を流れる元安川の清流を見つめる修学旅行生たちー原爆が投下された直後は、無数の人々が焦熱地獄から逃れようと元安川へ飛び込んで溺れ死んだ。1945年8月6日

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パキスタンで演劇化された“さびしい狐”の「コンキチ」

(第2部) コンキチの晴れの舞台の日です。夢にまでみた舞台!それは私の夢で もあったのですが、それ以上にアッサラオ君にとってはそうでした。 私は、1997 年より 2000 年まで、識字教育の専門家として 3 年半の任期を勤め 終え、12 月の帰国準備をしていた時期で、こうした舞台に力を注げる 余裕はなかったのですが、当日だけは、なにかしらわくわくとした高 揚感を感じて、イスラマバードから約20キロ離れたラワルピンディ のリヤカットホールにでかけたのです。 到着してみてなんと驚いたこと。ホールの門前には、今日の舞台が大 きなキツネの絵で看板に描かれて掲げてあるのです。本の表紙のコン キチの絵が拡大されたものでしたが、他の看板と競合するようにいか にも上手に描かれてあります。国立芸術カウンシルの主催だからでしょうが、今日はどれだけの人が見に来てくれるか気になりました。リアカットホールとは、パキスタン初代の大統領リアカット・アリカー ンの名前から由来しています。この大統領はこの地で暗殺されたため、 この地を記念して大きな劇場が建設されたのだそうです。会場には、 これまで私が行ってきたパキスタンでの識字教育の仕事や紙漉きで製 作した製作物など多数が展示されていました。日本大使夫妻や文化庁長官 のゴーラム・ラスール氏など次々と来賓が到着しました。これはパキ スタン国立文化評議会の主催なので、会場には次々と多数の観客が訪 れてきました。 大ホールの舞台の背後を見て驚きました。「貢献に感謝」…

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