福島原発と浜岡原発の設計者が語る「これらの原子炉は地震には耐えられない欠陥炉」と発言
今回壊滅した福島原発1号機2号機を設計したのは、アメリカのゼネラル・エレクトリック社(GE)の技術者ですが、彼は、この原子炉について、「これは経済性を優先したあまりに小型に造ったため、冷却システムなどには全く余裕がなく、地震や大規模停電になると爆発しやすい」と語っているそうです。つまり安価を目指して設計したために、日本の津波や地震などを全く想定して設計したものではないというのです。
しかも耐用年数40年をすでに過ぎた老朽化したものだったのです。このような原子炉の状況を、アメリカはよく知っているために、アメリカは福島原発の事故をまるで自分たちの事故のように詳細に報じているのですが、当然と言えば当然のことでしょう。これはアメリカの責任でもあるのですから。しかし東電は、こうしたことのチェックも安全対策も行わずに、ただひたすらに事故隠しや安全教育だけを推進してきたのですから。そのつけが現在、日本全体を襲っているのです。広島の原爆核も福島の原発事故も、アメリカの核技術と密接に関係していることは、忘れることはきません。
また現在、東海地震がくると怖れられている浜岡原発の2号機は、日本人の設計者によるものですが、その設計者は、「浜岡原発の2号機は、東海地震には決して耐えられません。浜岡原発の建設地は、150年前に発生した安政の大地震など200年周期でM8クラスの地震が起きており、岩盤が断層、亀裂だらけで、地震に非常に弱い地盤、しかも、今後起こるといわれる東海大地震の震源域は駿河湾といわれており、その駿河湾の震源地が、ちょうど浜岡原発の真下に位置しているのです」と発言しています。
これが日本の原発設計の恐ろしい実態です。しかもこうした原発だけでなく、青森県の使用済み核燃料貯蔵地である六ヶ所村を含めて、4月11日現在、女川原発の最新状況の詳細も全くわかりません。一昨日、北海道から東京へ飛行機で飛んだ友人が、空から津波で大きな被害を受けた女川原発を見て、「これは恐ろしい状況が進行しているはずだ」と述べていましたが、日本列島全体が、強度の放射能で襲われるのは、是非とも防がなければなりません。日本の国内のマスコミは、現在、「風評被害」などを声高く報じていますが、原発の状況についてはほとんど沈黙しており本当に重要なことをほとんど伝えていません。それだけに海外のメディアや学者などからも情報を入れて、正しい判断をするためには幅広い選択をしていく必要がありそうです。
有史以来日本は、強大な地震や津波にたびたび襲われていますが、こうした地形に暮らしながらもその経験を生かすこともなく、「安全だ、安全だ」と強調しながらも、具体的な安全性には経費を投じない余りにも杜撰(ずさん)な原子力政策を推進してきた責任をすべて明瞭にしていくことが重要だと思います。
原子力情報資料室: http://www.cnic.jp/
カナダの平和哲学センター: http://peacephilosophy.blogspot.com/search/label/Fukushima%20Nuclear%20Power%20Plants%20%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E5%8E%9F%E7%99%BA%E5%95%8F%E9%A1%8C
週刊朝日4月1日号
危機続く福島第一原発 「GEスリー」元設計者が米メディアで告白 「原子炉構造に欠陥あり」
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20110329-02/1.htm福島第一原子力発電所の原子炉には重大な欠陥があった──爆発事故を起こした原子炉の設計にかかわった日米の元技術者がそろって証言を始めた。経済性を優先するあまりに小型に造ったため、冷却システムなどに余裕がなく、地震や大規模停電になると爆発しやすいという。今回の地震では、まさにその心配が現実になった可能性が高い。現地時間で3月15日、米CNNが、米国を代表する原子炉メーカーであるゼネラル・エレクトリック(GE)の元エンジニア、デール・ブライデンボー氏のインタビューを放送した。白髪に白いひげをたくわえたブライデンボー氏は悲痛な表情でこう語った。
「福島原発の事故は私たちが想定したシナリオよりもはるかに悪い。このままだと、何千もの命が失われる可能性がある。それが怖くてたまらない」 遠い米国で、なぜ米国人に福島のことがわかるのか? 実は、ブライデンボー氏は福島第一原発の1~5号機で使われているマークI型原子炉の原設計をした人物だった。
浜岡原発2号は東海地震に耐えられない 設計者が語る (My News Japan)
http://www.mynewsjapan.com/reports/249実際に原子炉設計に携わり、「データを偽造して地震に耐えうることにする」との会議に立ち会ったことから、技術者の良心で辞表を出した経緯を公表し、警鐘を鳴らした設計者がいました。しかし電力会社を広告主にもつ大手マスコミはこの事実を取り上げず、行政に知らせても音沙汰なし。東海地震が起きれば関東・関西一円に放射能汚染が広まる危険性は高く、早急な対策が必要だと。「このままでは大変なことになる」という設計者の決意の証言を報じています。
・・・・・・ところが1972年5月頃、驚くべき事態が起こりました。部門ごとの設計者の代表が集まった会議で、計算担当者が「いろいろと計算したが無理だった。この数値では地震がくると浜岡原発はもたない」と発言したのです。
原因は、第一に、浜岡原発建設地の岩盤が弱いこと、第二に、核燃料集合体の固有振動数が想定地震の周波数に近いため、とのことでした。第一の「岩盤が軟弱」という点では、浜岡原発の建設地は、150年前に発生した安政の大地震など200年周期でM8クラスの地震が起きており、岩盤が断層、亀裂だらけで、地震に非常に弱い地盤です。しかも、今後起こるといわれる東海大地震の震源域は駿河湾といわれており、その駿河湾の震源地が、ちょうど浜岡原発の真下に位置しているのです。
第二の「固有振動数」については、地震が起きた際には、周波数があります。その周波数と、核燃料集合体の固有振動数が近い場合は、地面と燃料集合体が共振し、何倍も大きく振れることになります。耐震計算の結果、浜岡原発の核燃料搭載部分はその共振が著しく、地震が起きたらもたない、との結果が出たのです。(以下略)
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