中国の新華社が伝えたギョーザ事件の真相ー河北省が横流しを指示

昨年、日本で大騒ぎになった中国からの餃子事件の真相は、いまだに明らかにされていない。事実をきちんと突き止めようとしない日本政府は、中国との外交関係を背景にして口を未だに閉じている。 しかし、今回「天洋食品」が回収・保管したギョーザを再び、中国国内で、河北省によって横流しされていたということで事故が起き明らかになってきた。それを新華社が初めて報道したものである。 (2009年1月25日03時10分 読売新聞) 昨年1月の中国製冷凍ギョーザ中毒事件で製造元の「天洋食品」(河北省石家荘市)が回収・保管していたギョーザが、複数の鉄鋼メーカーに大量に横流しされた問題で、同社など国有企業を監督する河北省の政府部門「国有資産監督管理委員会」が「安全」と判断し、メーカーに横流しを指示していたことがわかった。  同委関係者が24日明らかにした。  同委関係者は本紙に対し、「長い間、ギョーザは密封保存されていたが、我々が検査した後、安全だという結論が出た」と語った。昨年1月の事件後、日本に輸出できなくなり、経営難に陥った天洋食品を救済するため、同委が監督下にある大型国有企業「河北鋼鉄集団」に買い上げさせ、集団傘下の「承徳鋼鉄」などに配布させたとみられる。 一方、新華社通信は24日、河北省内の約20社が昨年4月、天洋食品の回収ギョーザを購入したと報じ、幅広い横流しの事実を認めた。また、同省当局者が「承徳鋼鉄の男性従業員1人が配布されたギョーザを食べた後、不調を訴えた」こ…

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5万人を超えた汚染ミルクによる腎臓結石発症の乳幼児の意味するもの?

このたびの中国でのメラニン入り汚染粉ミルクでの被害の乳児は、5万人を超えたと中国の衛生省が発表した。なるほど・・・この前ブログの記事を書いたときには、6000人の規模だったが、やはり被害者数は雪ダルマ式に膨れ上がっているのだ。まだまだどれだけの広がりを見せるか、わからない。これは7カ国以上にも輸出されていたし、初めは完全に否定されていた日本国内でも、丸大をはじめ汚染乳が相当使われていることが発覚してその影響が広がっている。 その広がりは、汚染米の時と全く同じ構造だ。 あれだけ当局が否定しても、次々と明るみに出てくるのがこの恐ろしい実態である!つまり中国当局や、日本の厚生省、農水省、そして関係会社発表は、「ほとんど信じられない」というのが真実だということだろう。オリンピック以後にどのような世界が待っているか、経済問題も含めて戦々恐々とした雰囲気があったが、こういうことだったのか・・・・・それにしてもこのような事態に政府や会社は、どのように対策を立てていったらいいのか? 中国では、歴史上初めての集団訴訟が準備されているというが、あらゆる手を使って徹底した再発防止策をとっていかなかったら、明日はないものと思わないといけない。あらゆる分野に同じような状況がひしめいているからだ。これはささいな始まりだ。集団訴訟はできるかどうか。そしてもし出来ても、出来なかったとしても、中国は大きな変化に直面するだろう。人々の意識がすでに変化しているからだ。 多くの物品を中国から輸入している日本も、相…

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中国粉ミルク事件が意味するもの?

やはり危惧していたことが、起きてしまった。このたびの中国での粉ミルク事件は、中国国内の大手を含む粉ミルク会社22社が、牛乳に水を入れて量を増やそうとして、薄くなった牛乳のタンパク質の含有量をごまかすために、メラミンを大量に混入することによって起きていたのである。 メラニンを加えると牛乳の嫌な臭いも取れるということも流布し、なんと中国産の粉ミルクの半分に混入されていたという。腎臓結石など急性腎臓障害で死亡した乳幼児は3名、重症患者は158名、患者は6000人をはるかに超えるというが、被害は限りなく広がっており、今後10倍にも50倍にもなるのではないか。国産の半分の粉ミルクが、メラニン入りとなると、その被害は中国では天文学的な数字にのぼると思われるが、12月時点で、29万人と発表された。 しかも、これは粉ミルクだけでなく、生の牛乳にメラミンを混入してたんぱく質含有量を高める手口で、2005年4月から行われていたことが明らかになった。そしてバングラデシュ、ミャンマー、イエメン、ブルンジ、ガボン、台湾、ニュージーランドなど7カ国に輸出していたとみられる。そしてこれには日本も含まれていた。 2008年12月2日の朝日新聞は、「中国の国営新華社通信が伝えたところによると、中国衛生省は2008年12月1日、粉ミルクに有害物質メラミンが混入した事件で、中国全土で計29万人余りの乳幼児に腎臓結石など泌尿器系の異常が見つかったと発表した。衛生省は、これまで約5万人の乳幼児が治療を受けたとしていたが、被害…

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中国の水汚染の実態ー日本海になぜ越前クラゲが発生するのか?

日本の水俣病を発生させた工場排水をはるかに上回る水質汚染が、今、中国の多くの企業によって作り出されている。要するに金儲けや利益中心主義が優先されて、環境対策に向ける経費はとられていない。生活排水、工場排水、農薬などの垂れ流しは直接、揚子江や黄河を通じて渤海湾へ、そして海流によって日本海へ流れ込み、そしてそれが1メートルから2メートル大の越前クラゲを発生させている。この無数のクラゲは日本海の魚を食べつくし、今、日本の漁業は深刻な被害を受けている。水質汚染は海に向かうだけではなく、内陸では水質汚染は年々激増しているが、中国で環境問題を取り組むことは、反政府分子とみられて警戒され、工場と結託した地方の党幹部によって大弾圧を受けるため、みんな沈黙しているのが実態である。 民主主義が少しは確立していると思われた日本でも、水俣病の解決までには30年以上もかかって、多くの人々が逮捕拘留され裁判には長期化した。「異議申し立てすらできない環境」の中で、中国の人々は悪化した水によって、倒れていく。日本の体験や経験をもとに、中国の人々との連帯が必要だ。 沈黙の春ならぬ、沈黙の川、沈黙の日本海になってはならない。 cnn 2008.11.25 Web posted at: 17:30 JST Updated - AP 黄河の水質汚染が深刻化、3分の1は利用不可 北京(AP) 中国北部を流れる黄河の水の3分の1は水質汚染が深刻で、飲料用にも産業用にも適さないとする調査報告を…

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