フランス大統領選で利用された福島原発事故ー日本の真実の今

フランス大統領選挙で、サルコジ大統領が、2012年5月2日、社会党のオランド候補とテレビで直接討論を行ったとき、福島原発事故について以下のように発言した。 「福島は古い原発だったが、炉はきちんと停止した。原因は津波だったんだ。津波の問題が(フランス最古の原発がある)ライン川の国境に起こるとは思えない」 なるほど、3.11事故直後には、津波の凄絶な映像が世界をかけめぐったので、日本政府はそれに便乗し、原発事故の原因をすべて津波だと断定することが得策と考え、これにフランスを含む世界中の原発大国やIAEA(国際原子力機関)などが熱烈に支持したのは間違いないことだろう。津波が原因ならば、原発はまず安泰というわけだ。 しかし、今日に至るまで、なぜ福島の原発事故の真相が、明らかにされていないのか。 それは全世界の明確な虚偽を晒すことになるからだろう。福島で原発事故が起きたのは、3.11の地震によって激しい振動が多くの配管を破壊し冷却を不可能にさせたということが言われている。しかし政府は、事故原因は、すべて津波による電源喪失と宣言して、すべての要因は電源喪失にあったと断定した。その論理を今回のサルコジ大統領も使って、ライン川国境にどうやって津波がやってくるのかと反論したのだ。 しかし真相は、津波ではなく地震による停電がきっかけとなったというのが最も真相に近いだろう。これは調査すればすぐにわかることであるし、現場の責任者であった吉田所長を国会喚問すればすむことである。なぜ…

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放射能を含んだ黒い雨で被爆ー9年たって突然、白血病となった佐々木禎子さん

私は最近、広島で原爆投下を記念した平和博物館を訪問する機会があった。その中で私の大きな関心事は、「ヒバク」について学ぶことだった。放射能被爆ーこれは3月11日の福島原発の事故以来、4基の原発の炉心熔融が、おびただしい放射能を大気や、海や、大地に撒き散らしている深刻な状況が続いていた。 2011年4月19日現在も、この深刻な事態は同じように続いている。核の事故を全くコントロールできない。 私が博物館で驚いたのは、平和と健康を願って折り鶴を作り続けた佐々木禎子さんは、実は放射能を含んだ黒い雨に濡れたのが白血病の原因であったという。原爆の熱や爆風に直接やられたのではなく、黒い雨だったのだ。お母さんと一緒に雨に濡れたのは、2歳のときだったそうだが、その後、佐々木禎子さんは、全然不調を訴えることもなく、元気に成長していったそうだ。しかし9年後のある日、突然首にしこりが出来始めたことから白血病が判明しそして1年後に死亡した。   http://www.youtube.com/watch?v=a-PTFkfumvY 放射能は目に見えないが、その結果は時間の経過とともに必ず表れてくる。日本では、原発会社や電力会社などの安全神話や広報が行き渡っているために「原発の放射能」の怖ろしさは、直接体験した人以外には、余り気にされていない。しかし放射能を多量に浴びたら、どのようなことになるのか?風評という言葉が、マスコミで乱用されているが、もしも放射能を浴びた野菜などを食べ続けたら、その結果はどうなるだろう…

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インドの原発建設中は18基、申請が40基ーアジアの未来はどうなるのか?

今回の未曾有の原発事故は、決して地震や津波によってのみ起きたものではなく、人間のおごり高ぶった科学文明や目先の見えない経済活動によって、引き起こされたものですが、これは地球の人間にとっては、まだごく始まりの試練だと思います。これまでにもさまざまな重大な事故を世界中の原発は起こしているのですが、電力会社も政府もすべて隠蔽していますね。 今回の事故では、厚生省も気象庁も、国民の健康などは全く考えておりません。目隠ししながら、破局へと進んでいるのです。 日本が広島の原爆によって核を悲惨な状況で体験したと同じく、福島原発は、原発というエネルギー核によって、その恐怖を世界に知らしめる先鞭をつけたにすぎません。人間は、自然界からさまざまなものを取り出しましたが、決して開いてはならない自然界の「パンドラの箱」に手をつけたのが核技術でした。しかし核以外にも、染色体の移し変えや目に見えない科学技術の分野で、さまざまな実験を行っています。それは市場経済という名目で、その流れは世界中で止まりません。 これらの結果は時がたてばたつほどに大きく悲惨な結果として表れてきます。あるものは目に見え、あるものは目に見えず、あるいはゆるやかにその姿を現してきます。欲に目がくらんだ20世紀型の人間たちは、無限の開発を行いながらも経済成長を最大の目標として市場経済を推し進めてきました。中国やインドにおいても、貧富の差や環境破壊、そうしたその矛盾がいたるところに噴出していますが、経済成長に目がくらんだ世界の経済界は反省す…

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2020年までに100基以上が増設される中国の原発と未来の子どもたち

福島原発は、安定どころか、ますます深刻な状態が続いています。本当に困ったものです。日本のあらゆる活動が凍り付いていくような気がします。 こうした状態を教育の場で、きちんと話せないのは、日本の大きな課題です。これは政治的なことではないのですが、すぐに政治的なこととして扱ってしまうのです。日本の科学教育は、大きな転換を余儀なくされていますが、公教育の場では、誰もそのことを口には出せません。 原発の稼動は、事故があってもなくても、従業員は日常的な被爆から逃れることはできない産業ですが、その暗い実態は、ほとんど問題とはされていません。 こうやってエネルギーを作り出すことから、文明は大きな転換を図るべきなのですが、福島原発の影響で、かなりの原発が止まることがあったとしても(実際にはほとんど止まらないだろうと思えますが・・・・・・) 中国やインドは、予定通り原発を大急ぎで増設しているようです。特に中国は、2020年までに100基以上の原発増設です。 地震や津波はないと言っていますが、中国では歴史的に巨大な大地震がたびたび起きていますし、原発周辺の町では、たくさんの被爆者もでているようです。しかし中国では、経済発展のためには、原発批判は、タブーだというのです。とりわけ、冷却水を流している東シナ海は、どのようになっているのか。 20年前に書かれた「沈黙のサンゴ礁」という本は、アジアで原発が増設され、日本を始め、それが次々と地震などで爆発し、たくさんの石棺が作られて、地球が完全な汚染…

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福島原発の崩壊で「想定外」というのは論外ー英国のネーチャー誌に論文

ロバート・ゲラー東京大教授(地震学専門)が、英国の科学誌ネイチャー誌で、「日本の地震予知はまったく不毛であり、地震が予知できることはない」とする論文を発表した。 これは当然のことであるが、地震学の専門家が言うのだから、相当の自信をもっているのだろう。、今回の福島第1原発事故について、「最大38メートルの津波が東北地方を襲ったとされる1896年の明治三陸地震は、世界的によく知られている」とし、「当然、原発も対策されているべきで、『想定外』というのは論外だ」と述べている。 これは当初から多くの専門家が指摘していた点であるが、マスコミや御用学者的専門家はこぞって「想定外」という言葉を繰り返し、まるで東電から依頼でもされたかのように述べていた。しかし1896年の大津波や、これまでの歴史を振り返ると、三陸海岸にはたえず大な津波が襲来していたのは誰しも知っていることなのだ。 こうした中で、15メートルの津波で、福島第一原発がすべての電源機能をいちどきに喪失し、水素爆発が起きたことは、すべての責任は、東電とそれを監督した政府にある。日本では、自然災害を伝統的に許容する環境があるが、原発の安全性においては、このような姿勢は絶対に許されない。 また去る1月には、前資源エネルギー庁の長官が東電の顧問に就任しているのが、発覚したが、民主党政府はそれを強引に許容した。しかし、今回の官民癒着の醜態をみて、この天下りを「社会的にも許されない」と官房長官が批判するに至ったが、こうした政管癒着の姿勢こそ今…

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福島原発と浜岡原発の設計者が語る「これらの原子炉は地震には耐えられない欠陥炉」と発言

2011年4月11日現在、福島の原発事故は、破局的な形で進行しています。破局という状況は、これまでの放射能の排出量とはけた外れの放射能が爆発四散していくことを意味していますが、これを阻止する有力な手立てはほとんどみつかっていないそうです。崩壊した炉心に水をかけてただ冷却するだけですが、放射能を浴びた高度の冷却水は、そのまま海に垂れ流しということになっています。そして太平洋だけでなく世界の海が、海流汚染によって広がっていくのでしょう。 今回壊滅した福島原発1号機2号機を設計したのは、アメリカのゼネラル・エレクトリック社(GE)の技術者ですが、彼は、この原子炉について、「これは経済性を優先したあまりに小型に造ったため、冷却システムなどには全く余裕がなく、地震や大規模停電になると爆発しやすい」と語っているそうです。つまり安価を目指して設計したために、日本の津波や地震などを全く想定して設計したものではないというのです。 しかも耐用年数40年をすでに過ぎた老朽化したものだったのです。このような原子炉の状況を、アメリカはよく知っているために、アメリカは福島原発の事故をまるで自分たちの事故のように詳細に報じているのですが、当然と言えば当然のことでしょう。これはアメリカの責任でもあるのですから。しかし東電は、こうしたことのチェックも安全対策も行わずに、ただひたすらに事故隠しや安全教育だけを推進してきたのですから。そのつけが現在、日本全体を襲っているのです。広島の原爆核も福島の原発事故も、アメリカの核技…

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"Everybody has a tree of life" - Gaudi's Ocean

The Story of a Great Sea Turtle - Gaudi's Ocean In 1973 Tajima came upon a turtle in a Tokyo aquarium that inspired him to write the book "Gaudi's Ocean - The Story of a Great Sea Turtle." Tajima watched the turtle, which appeared to be sick, and in a rare and intimate moment of eye contact it seemed to make a plea for its freedom. The writer's first instinct was to aid the turtle's escape, but recalling events such as the Minamata mercury poisoning incident that disabled a number of residents around the bay in Kumamotoken, Tajima began considering the ethics of freeing the turtle in such a hazardous environment. In the story, Gaudi, …

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