梨花女子大での、感動的な3日間の絵地図分析ワークショップが終わる(報告)

梨花女子大学の新校舎ーフランスの建築家による設計 ソウルで2日目のワークショップを終えたとき、なんでも即断するのは危険だと思いました。つまり初日目は、参加者の子どもたちは、開催場所が韓国の名門の梨花女子大学であったこと、外からのビデオカメラなどにたくさん囲まれていたこと、そして子どもたちが、自分自身のことをみんなの前で発表することへの恥ずかしさなどさまざまな要因があって、みんなかなり緊張して、しかも委縮していたようですが、二日目は、みんなものすごくオープンで積極的、要するに慣れてきたのです。 そうなると韓国の子どもたちは実に主体的で、活発なのです。 このワークショップでは、描いたものに点数をつけないし、評価らしい評価もせず、ただ当事者や参加者の自由な感想の発表などですから、笑いに包まれた実に楽しく感動的なワークショップとなりました。しかしこれを分析というのです。やはり期待していたように「絵や文章や文字を使って、まるでいたずら描きのように、自分の生活や思いや生き方を自由に表現すると、いろいろのものが見えてくるようです。こうした機会って日常にも人生上でもほとんどないですからね。父娘で作成した絵地図もおもしろかったですよ。しかし子どもたちの夢や関心の中には、北朝鮮との統一のことや哨戒艇の沈没の事件などにも幅広く触れていたのですから・・・・ しかも7-8歳の子どもから大人までがみんなの前で発表するのですから、世代を超えて人生上のスキルや体験や喜怒哀楽な…

続きを読む

無実の姉妹を救い出すことーキラン図書館の光とはなにか?

2009年1月3日、パキスタンのラホールの友人から嬉しいニュースが飛び込んできました。それはこれまで8年間、ICLCが死刑囚の姉妹の釈放のために活動してきたことが実って、完全無罪が確定して、二人の姉妹が釈放され、彼女たちは実家に帰れたというのです。なんという嬉しいニュース。二人の姉妹の苦労や喜びを想像すると思わず涙が出ました。 もう8年前になりますが、パキスタンの刑務所に収容された子どもたちの識字活動を推進するICLCのキラン図書館を設置するために、パンジャブ州の砂漠地帯にある女性刑務所を訪れたことがあります。その時、牢獄の中から死刑を宣告された20歳ぐらいの二人の姉妹が私たちに懸命に無実を訴えてきたのです。二人は5人をピストルで殺した殺人犯として親族から訴えられており、パキスタン社会の女性差別や怨恨や財産を狙った村で起きた親族の殺人罪の死刑囚として、弁護士もつけられずに投獄されていたのでした。5人殺すというのは、5回の死刑に相当するのだそうです。 刑務所長の深い同情もあって、所長は私に特別にその牢獄を見せて会わせてくれたようですが、真夏の灼熱の小さな牢屋の中で涙を流して「無罪」を訴える二人の姿をみて、なんとかしたいとは思っていましたが、それから1年後、再びキラン図書館を訪れたときその姉妹に会ったのです。 その結果、私はこの件についてラホールの友人に相談したのです。そうしたら運よく彼の弟がスウェーデンで法律を学び最近帰国し、現在ラホール高裁の弁護士をやっているとのこと、早速…

続きを読む

キラン図書館のロゴマークである「太陽の光」は、ひまわりを象徴しています。

パキスタンのラワルピンディの刑務所の中に設置された子ども図書館は、その名前を「キラン図書館」と言います。 世界中のどのような子どもたちにも、太陽の光はひとしく光を投げかけていることを象徴して、「知識の光」がすべての子どもたちへ・・・という思いから名付けたものです。現在 しかし灼熱の国―パキスタンの太陽の光は余りにもまぶしくて、灼熱の象徴とも思えたので、キラン図書館のロゴマークには、ひまわりの花を描きました。このロゴマークは、みんなにも親しまれて、子どもたちにとっては明るい励みにもなっているそうです。 2010年5月にキラン図書館を研修のために再訪したところ、キラン図書館の周りには、「ひまわりの花」が植えられていました。いったい誰が餓えたのか、ひまわりの花は、太陽の光のもとで、美しく輝いていました。そしてキラン図書館の中で学ぶ子どもたちも、一生懸命に本を読んでいました。 みんなキラン図書館の目的や活動をよく知っており、彼らの態度に尊敬と感謝の気持ちを浮かべているのをひしひしと感じました。 2010年度は、ひろしま祈りの石教育交流財団の協力や鈴木公子氏のご支援を受けて、5月から6月初めにかけて、キラン図書館のあるミャンマーとパキスタンで図書館を支援するスタッフや関係者の研修を行ってきました。今回の研修では、大きな課題として、 (1)スタッフの研修のためのハード(識字のための教師の配備)とソフト(研修プログムの小冊子や)の開発の必要性(2)新しい絵本などの教材の…

続きを読む

深刻な社会環境が、「子どもたちの今」を直撃しています。これはパキスタンやミャンマーからの報告です。

今回のセミナーは、パキスタン・ミャンマーの8カ所のキラン図書館を中心に、映像や写真表現などを通じてICLCの活動について報告いたします。パキスタンでは、刑務所に収容された子どもたちや女性たちを対象に子ども図書館が設立されており、2000年、ラワルピンディ市に第1館目、20003年、ムルタン市に第2館目、2004年にファイサルバード市に第3館目、2008年にペシャワールに第4館目が設置され活発な活動を続けています。 しかし現在のパキスタン、ミャンマーの深刻な状況が大きく影響し、数多くの困難な課題に直面しています。セミナーではこうした課題を参加者と討議報告する予定です。またミャンマーで新たに開始した「田舎教師」の映画の進捗状況などもお伝えします。 日時: 2010年7月17日(土)午後1時30分~5時 会場: 東京ボランティア・市民活動センター C 会議室 (新宿区神楽河岸1-1 セントラルプラザ10F 低層エレベーター) 最寄駅: JR総武線・地下鉄 飯田橋駅 駅に隣接するビル JR飯田橋駅西口 地下鉄 (有楽町線・東西線・南北線・大江戸線)「B2b」出口 主催: ICLC国際識字文化センター 参加費: 500円 (ICLC会員は無料) 主催: 国際識字文化センター(ICLC) 東京都目黒区中根1-16-10 TEL: 03-3718-5260 090-6505-1782 iclc2001@gmail.com http://www.i…

続きを読む