第5回アフリカ文学祭に出席しました。

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    2003年、私は南アフリカのアフリカ文学祭事務局長から招請を受けて、南アのダーバン市にある国立ナタール大学で開催された第5回アフリカ文学祭に出席しました。そして自作を紹介する機会がありました。アジアからは、インドの著名な作家アルンダティ・ ロイ氏など3名が参加しました。時はイラク戦争の前夜ーこの文学祭では、私は自分の作品を語ることよりも、特に「アフリカにおける識字教育とHIV(エイズ)そして文学の役割について]お話ししました。すると南アフリカの代表作家 Eskia Mphahlele 氏は、「識字教育とエイズの関係を取り上げて話したのはあなたが初めだ。とても重要な報告だった」と手放しで褒めてくれました。しかし私は、会議で褒められた嬉しさよりも、文学会議自身が、なぜ現在アフリカで最も深刻になっているエイズのことにきちんと触れていかないのか、それが大きな問題だと感じたのです。

会議のあと、私はナタール大学の周辺に集中している白人の高級住宅を見学したり、アパルトヘイトの歴史の展示館、また丘陵地帯底部にある貧民街、エイズで苦しみ死に瀕している患者などへのお見舞いなどを行いながらアフリカの実態に少しづつ触れていきました。これは文学祭事務局がNGOの代表を紹介してくれたことによります。同時に南アフリカの中学校や高校も訪問して、1時間余りの質疑応答を交えた講演なども多数行いました。なかなかおもしろい機会でした。 
 
こうした様々な体験を得てゆく中で私は、イギリスが植民地にしていく中で、軍事制圧した先住民族のズールー族の文化と生活に興味をもち、1泊2日の予定で、ズールー族の村を訪問することにしたのです。そしてその村で見たこと、感じたこと・・・また彼らの豊かな文化や表現に圧倒されたことなど、FBで紹介していきたいと思いますが、またこの国立ナタール(ポルトガル語でクリスマスの意)大学の名称は、先住民族の名前も付け加えられ、「クワズールー・ナタール大学」へと変っていきました。アフリカは今、激しく揺れ動いているのです。

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