「ユダヤ人はいつ、どうやって発明されたか?」 シオニズムとイスラエル建国理念の虚妄の本ベストセラーに

新聞報道によると、イスラエルで「建国の根拠がない」という本が出版されて、現在大ベストセラーだという。 題名は「ユダヤ人はいつ、どうやって発明されたか」というもので、シュロモ・サンド教授、によるもの。 こうした大胆な出版に対して、ユダヤ人の右翼強硬派が猛烈な反発をするのは目にみえているが、しかし ユダヤ人の心の奥底にある歴史の真実を掘り起こすことも、今のパレスチナ問題を解決に導く道のひとつの道 である。 歴史の真実とは、ユダヤ人の苦難に満ちた歴史をもとに、これからの歴史をどのように生きていくかというイスラエルの人々の人間的に生きる姿勢の方向性の確認である。それは、パレスチナの地を次々と武力で殖民し、多くのパレスチナの人々を殺戮して領地を拡大してきた歴史へ決別や新たな方向性を選択しなけらばならないものである。「血と地」の問題は人間にとって、最も熾烈な課題である。これをどうやって普遍的な理念で乗り越えるか、大きな試練に直面している。 シュロモ・サンド教授は、「パレスチナ人を含むすべての市民に平等な権利を与える民主国家を目指すべきだ」というのが、この本を通じての最大の主張であるというが、私もそれ以外に道はないと思える。早く日本語版が翻訳出版されるのを期待している。 また今日の新聞には、パレスチナとイスラエルの農家が、共同でオリーブオイルを共同生産し始めたというが、こうした共同生産の試みも生活の現場から、憎しみや怒りを超えて、新しい影響を与えていくに違いない。これを両国の子どもたち…

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